1.事案の概要
建設業を営む会社様が工事の元請会社から支払い期限を2カ月過ぎても1400万円を支払ってこないとしてご相談をいただいた事例です。
2.ご相談時の課題
元請会社は資金繰りに困り始めていたのか支払を待って欲しいというばかりで一向に支払をしませんでした。会社の任意の交渉ではもはや支払は困難な状況でした。他方で、元請会社は事業自体は継続しており、倒産危機には至っていませんでした。
3.当事務所の対応
当事務所では、ご依頼者から工事契約,工事の完成の証拠を収集し,ご依頼から10日で裁判所に元請会社のメインバンクを裁判前に仮差押する保全手続き(債権仮差押命令申立)を実施しました。
4.解決結果
メインバンクには400万円しか入っていませんでしたが、元請会社は仮差押により銀行からも指摘を受け、信用低下を懸念。その後、元請会社の弁護士から連絡があり、仮差押を解くことを条件に債権全額を支払う旨の和解合意を締結。開始から約50日で全額回収に成功しました。
5.本件のポイント
債権仮差押は、本裁判前に行う仮の手続きですが、時としてそれ自体が大きな武器になることがあります。相手が事業に窮する財産を仮差押えすることで支払いを促す効果があることがあります。
6.顧問契約だからこそできた支援
本件は顧問契約により工事完了前から支払いが少々心配な会社がいるとの報告を受けておりました。そのため、事前に事案を伺い、必要な証拠をお伝えし、迅速に証拠を固めた上で債権仮差押命令を実施。効果的かつ迅速な債権回収に繋がりました。
債権回収で弁護士の支援をお求めの経営者様がいらっしゃったら是非お気軽にご相談ください。
